ふくしまメルティげんぱつ。
みんなあんまり興味なくなっちゃったのかな、のんきなひとが増えた気がする。
かと思うと、関東以北の野菜や肉や魚や水やフィルタを通してない空気をヒステリックに排除しようとしてるひともいるし。両極端。
どこまで気にしたらいいのかわからなくて疑心暗鬼になって、ノイローゼになるくらい必死にクリーンなものを求めちゃう気持ち、わかるよ。
子どもがいたら、わたしもそうなったかもしれない。
反対に、気にしたところですべてをシャットアウトすることはできないんだし、どうせ逃れられないならいままでどおりに生活しようーていうのんきなひとたちもいる。未婚で、子どものいないひとに多いね。
わたしもどっちかっていうと、のんき派ー。
でも、食材買うときはまず産地見てるよ。
本当に申し訳ないけど、福島県産って表示があるだけでたべものがたべものに見えない。
どんなに新鮮なみずみずしい野菜でも、カッチカチの食品サンプルみたいに思える。
怖いって気持ちは無視できない。
わたしが選ばない食材の地域に住んでるひとたちのこと考えると、本当に申し訳ない気持ちになるよ。
空気、土、水、食べ物。
土地のひとには選べない。
「がんばろう東北☆ 被災地の漁業・農業を食べて応援しよう!」みたいな運動もねー
気持ちはわからんでもないけど、ちょと考えちゃうよ。
にんげんの一番の喜びは、じぶんの行動でだれかが喜ぶってことだと思うんだ。
だれでも。家族や友達やだいじなひとを、じぶんのちからで喜ばせたい。
にこにこさせたい。
農業してるひとなら、じぶんの作った野菜を身近なひとやお客さんにおいしいねってにこにこ食べてもらいたいはずなんだ。
だから努力する。喜ばれたら、ほんとうれしい。だれかが喜んでくれたら、誇り持って仕事できる。もっといいもの作ろう、てがんばれる。前向きに仕事ができる。
なーのーに!
いまや選ぶひとが激減した、喜ばれなくなった特定地域の野菜や米、海産物。
「もうあなたの野菜は喜ばれないよ、かわいそうだから買ってあげる。だから農業やめないでね」て。それはやさしさだろか。
とはいえ、何十年も農業一本、漁業一本で生きてきたひとが、ほかのことをするのは本当に難しいことだと思う。
どうしたらいいのか、わたしにはわからないよ。
げんぱつ推進派のひとたちが「げんぱつなくなったら失業者出まくるよそれでもいいの?雇用のためにげんぱつはなくちゃいけないんだよ」て言うのと、似てる。
ほんともうどうしたらいいのこれ。考えてると泣きたくなるから考えるのをやめる。
当事者じゃないから「考えるのをやめる」なんてことができるんだ。
わたしはお気楽で残酷な都民だ。
3月に、東京都の水道水から放射性物質が検出されたとき。
東京中でペットボトルの水が品切れになって、赤ちゃんのミルクを作る水が買えないから不安だけど水道水沸かしてミルク作ってます、てひとがいたの。
わたしは、ハタチ未満の子どもと赤ちゃんと妊婦さん以外で、すぐ子ども作る予定もないひとたちに
「もっと切実に必要としてるひとがいるんだからそっちにまわそうよハタチ過ぎたら水道水飲めよ甘ったれるんじゃねぇ!」て言いたかった。身近なひとには実際に言った。ほしい気持ちはわかるけど、おまえらは後だろ、て。
や、今はいいよ?水ばんばん売ってるし買えばいいよ。消費で世の中をまわせばいい。
今。
水道水はもう安全、は信じていない。が、あいかわらず水道水飲んでる。
なんとなく、その土地の水が飲めないんだったらそこには住むべきじゃない、て思うんだ。
東京に住むなら、東京の水を飲むべきだよ。(他のひとには強要しないけど)
これたぶん、わたしが田舎育ちだからだと思う。
田舎にいると、にんげんと土地は密接なんだ 土地がにんげんを作るんだ、て実感がすごくあるの。
どこの家にも家庭菜園があって、へたするとお米やお茶もじぶんちで作ってる。
東京にいると忘れがちだけど、にんげんは土地のものなんだよ。
本来、泥臭いいきものなんだ。
べつにエコロジストじゃないけどさ。その土地の土と水と空気に添って生きるのが、正しいにんげんの形って気がする。
て、考えてくとねー
ほんと、東京にいていいんだろか。
いま、ここを離れない理由を一生懸命探してる。
「将来子どもをもつ気ならここにいちゃだめ!」て頭の中で第6感サイレンががんがん鳴ってるけど、無視してる。
どこでもできる仕事をしてるくせに東京を離れないのは、ここに根を張ってるてことなんだろな。
こんなふうに、にんげんは土地に縛られるんだ。
足があるのに動けない。
被災地域のひとたちもきっとそうなんだよね。
逃げろ、て言うのはかんたん。行うは難し
※ ※ ※ ※ ※
さてー
「うそをつくのはよくないけど、言わないのは悪いことじゃない。俺は断じてうそはついてない。モメる元になるよなことをあえて言わないだけだ。隠してるわけじゃない、言わないだけ。これは2人のためだぜ、愛だぜ。」て言ったひとがいたけども。(ひどいおとこ!)
今じゃーじゃーこぼれてますよ!ふくしま第一のおせん水。
報道しなければ、表向きは起こってないのとおなじ。
ところで。
燃料棒のなかにしかないはずの物質がなぜか柏市で微量検出されたてはなし、ほんとかな?
こわいこわい言って怖くなくなるならばんばん言えばいいけど、そうじゃないならへらへらしても黙るべき。て、思ってるんだけども。
とりとめもなくげんぱつ不安書き散らかしましたよ。なんて小市民的なアクション。
読んでいやなきぶんになったら、ごめんなさい。
赤ちゃんでも妊婦さんでも子どもでも将来子ども作るひとでも社会に有益なひとでもなんでもなくても、みんなが安全な水と土と空気に添って生きられる世の中になるといいね。
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